失敗しないリフォーム会社を選ぶポイントやコツを紹介します

自宅のリフォームを希望通りの仕上がりにするためには、高い技術と豊富な実績を持つ業者を選ばなければなりません。
ただリフォームが初めての人は、何をもって良い企業なのかが分からないでしょう。
ここでは、失敗しないリフォーム会社を選ぶポイントやコツを紹介します。
後悔しないためにも慎重にポイントを押さえて、最適な会社を選びましょう。

リフォーム会社を選ぶポイントとして、まずは各会社の得意分野を見定めることです。
一般的にリフォーム会社は、どんな内容の工事にでも対応できると思われがちですが、実は会社によって得意な工事と不得意な工事があります。

万が一慣れない内容を依頼すると、下請けの業者に丸投げされて余計な費用がかかったり、現場管理が行き届かないなどのトラブルを招きかねません。
会社によって水回りや外壁塗装、屋根工事や内装など、得意な分野があるため、会社概要や施工事例を確認して特徴を掴みましょう。

またリフォーム会社選びには、すぐに来てもらえる場所にあるかも重要です。
工事の規模によってはそれなりの期間がかかりますし、リフォーム後にトラブルが発生した時にすぐ来てもらえる距離にある会社だと安心できます。
リフォーム会社は工事が終わればそれでおしまいという訳ではなく、長期的にサポートしていかなければなりません。

仮に遠方の会社に依頼した場合、何かあった際にも長時間待たなければいけませんし、交通費や出張費などのコストが発生します。
近くにある会社の方が長い目で見てメリットが多いため、事業所の位置も確認しておきましょう。

さらに保証内容の確認も忘れてはいけません。
電話1本で駆け付け、無料で直してくれるなどアフターメンテナンスが充実しているところを選びましょう。
保証内容や期間は会社によって様々で、10年保証が付いているところもあれば、1~3年と短期間のところもあります。

また中には支払いが済んだら対応してくれなくなるような悪徳業者も存在するので、保証内容だけでなく、過去にその会社を利用した人の口コミもチェックしてください。
さらに契約前には、担当者に何度もきちんと確認しておきましょう。

失敗しないリフォーム会社を選ぶポイントには、各会社の得意分野を把握する、自宅から近いか、保証がしっかりしているかの3つがあります。
得意分野を知っておけば余計な費用をかけずに工事を行ってもらえますし、自宅から近ければ何かあった際すぐに来てもらえるでしょう。
また長期保証が付いていれば、設備や躯体部分に不具合が生じても追加料金が発生せず直してもらえます。

設計事務所にリフォームを依頼すると期間や値段はどうなる?

あらゆるリフォーム会社の中から、希望を現実にしてくれる会社を見つけるのはなかなか難しいです。
デザイン性の高いリフォームを行いたいなら、設計事務所に依頼するのが良いでしょう。
雑誌に掲載されているようなプランを提案してくれます。
実際に設計事務所にリフォームを依頼した場合、期間や値段はどうなるかを確認しておきましょう。

設計事務所とは、設計をメインに依頼主の要望に沿った住まいをデザインしてくれる会社を指します。
図面を描くなどの設計以外の部分は、専門の業者に依頼することがほとんどです。

ただし設計を主な仕事にしているだけあって、デザイン性は他のリフォーム会社とは比べ物にならないほど高いでしょう。
1人1人の希望に沿ったオリジナルデザインを提供してくれるほか、柔軟な発想でより良い住まいつくりのアドバイスもしてくれます。
0から住まいをつくる新築とは違うため、リフォームに慣れた設計事務所に仕事を依頼することが重要です。

また設計を依頼する際には、別途設計料が発生します。
設計料は建築費の10%~15%と、やや割高に設定されているでしょう。
ただ工務店やハウスメーカーにリフォームを依頼する時も、設計料と同等の経費がかかっているため、設計事務所だけが高いというわけではありません。
提案してもらったデザインが気に入ったのなら、少しくらいコストがかかっても依頼して良いのではないでしょうか。

そんな設計事務所にリフォームを依頼した場合にかかる期間と費用は、トイレだと1日~2日で22万円~45万円、キッチンで3日~2週間で120万円~150万円程度です。
内外全面リフォームの場合は、住まいの状態や工事内容によって期間が大幅に変わりますが、費用目安は1,000万円~1,500万円程度になります。

また上記はあくまでも工事が終了するまでの期間です。
設計事務所でのリフォームは、打ち合わせ回数が他のリフォーム会社よりも多い傾向にあります。
そのためトータルでかかる期間は、他の会社よりも1週間くらい長いと捉えておきましょう。
ただそれだけ念入りにやりとりを行うので、完成した住まいはイメージ以上の仕上がりになる可能性が非常に高いです。

設計事務所でのリフォームの特徴は、何と言ってもデザイン性の高さでしょう。
雑誌やモデルハウスのような住まいを手に入れたい、個性的な家にしたいという人におすすめです。
また施工費の他に設計費もかかり何度も打ち合わせを行うため、トータルでかかる期間と費用は他の会社よりもやや高めになります。

インテリアショップのリフォームの特徴や費用の相場について

インテリアショップというと、家具が買える店舗や会社をイメージする人が多いでしょう。
しかし中には、工務店やハウスメーカーのように住まいのリフォームを手掛けている会社も存在します。
普段からよくインテリアショップに足を運ぶ人やそのお店のファンであれば、「リフォームを依頼したい」と思うに違いありません。

ただし「思った形にならなかった」などのトラブルを回避するために、まずは特徴や費用相場をしっかり確認しておきましょう。

インテリアショップは、オリジナル家具の製作・販売を手掛ける会社だと捉えるのが一般的ですが、インテリアから発想する家づくりをプロデュースしているお店も少なくありません。
形態はリフォーム専門会社に近いですが、ショップや扱う家具が好きな人はブランドの世界観を最大源に生かせるというメリットがあります。

また会社によってナチュラルやフレンチ、モダンなどテイストが異なり、希望するテイストに近い会社を選べばより仕上がりへの満足度が高まるでしょう。

このような家づくりを手掛けるインテリアショップには、いくつかのタイプがあります。
具体的には、デザインからプランニングまでを一貫して行うビルダータイプや、デザインから設計までを自社で行い施工は施工会社に依頼する設計事務所タイプ、基本プランの提案以外は別の業者に依頼するプロデュースタイプの3種類です。

どのタイプでもインテリアショップの壁紙や設備を使うため、必然的に工事規模は大きくなる傾向にあります。
「家づくりだけでなく家具のチョイスも全て同じ会社で行いたい」「家全体に統一感を出したい」という人におすすめです。

このようなメリットがある反面、インテリアによっては機能や安全性、強度のチェックが必要となるなどのデメリットも存在します。
特にアンティークパーツを希望する人は、念入りにチェックを行いましょう。

そんなインテリアショップでのリフォームの費用は、取り付ける設備の価格に左右されやすいのが特徴です。
一般的にはトイレで40万円~60万円、キッチンで120万円~160万円、全面リフォームだと1,200万円~1,600万円程度となります。
取り扱いブランドによって価格が異なるため、希望の水回り設備や壁紙、エクステリアによってはこれ以上の費用が必要になるでしょう。

インテリアショップでのリフォームには、お店のテイストや扱う家具の世界観を最大源に演出できるなどのメリットがあります。
その反面お店で扱う家具や設備自体の価格が高ければ、その分工事にかかる費用も高くなってしまうなどのデメリットもあるでしょう。
インテリアショップで扱うブランドで統一したいなどの希望がある人は、リフォームの依頼を検討しても良いかもしれません。

リフォーム専門会社にはどんな特徴がある?満足度や価格は?

住まいのリフォームやリノベーションが注目されつつある昨今、リフォームを手掛ける会社が急激に増えてきました。
工務店やハウスメーカーはもちろん、最近ではリフォームを専門とする会社も現れました。
そんなリフォーム専門会社にはどのような特徴があるのでしょうか。
メリットやデメリット、価格や満足度を理解しておけば、依頼したい内容に向いているか分かります。

リフォーム専門会社とは、新築は扱わずリフォームやリノベーションのみを手掛ける会社です。
リフォーム市場を牽引しているリノベーションブームの立役者でもあるため、それぞれの会社が独自の強みを有しています。

具体的には好みの設計士を選択できるシステムになっていたり、輸入建材や海外メーカーの設備に精通しているなどです。
そのため個性や高いデザイン性を求める人にとって、幅広い選択肢が与えられるなどのメリットがあるでしょう。

またリフォームを専門としているだけあって、高い技術や豊富な知識を有しているのも特徴です。
「明るい雰囲気の家にしたい」「動線を意識して家事のしやすい家にしたい」など漠然なイメージでも、これまでの経験を活かして希望の形にしてくれるでしょう。

一方でリフォーム専門会社には、壁紙の補修や設備の入れ替えといった小さなリフォームは受け付けていないなどのデメリットがあります。
このような小さな工事は自社施工ではないため、価格が高くなってしまう可能性があるので注意が必要です。
そのためリフォーム専門会社を利用する際は、小さな工事よりも内外全面リフォームなどの大きな工事を依頼するのが良いでしょう。

実際にリフォーム専門会社に工事を依頼した人は、「より空間を広く使えるアドバイスがもらえた」「一般的な住まいとはひと味違う個性的な仕上がりになった」など、高い満足度を示しています。

気になる価格相場はトイレで30万円~60万円、浴室で130万円~150万円、内外全面リフォームでは1,200万円~1,500万円程度です。
全面リフォームなどの大きな工事は比較的安いですが、小さな工事はやや高くついてしまう傾向にあります。
工事を依頼する際には、希望する工事規模によって選択するか否かを決めましょう。

リフォーム専門会社は、新築ではなくリフォームやリノベーションをメインとしている会社です。
リフォームに関する豊富な知識や高い技術、幅広い選択肢があることから、利用者満足度は高い傾向にあります。
工事に関する価格については、工事範囲が大きいほど安くなるのが特徴です。

設備メーカーにリフォームを依頼すると高い?特徴や施工費について

最近では新築を購入するよりも、今ある住まいをリフォームする人が増えています。
キッチンやユニットバスなどを新しくするついでに、設備メーカーへ住まいの全面リフォームをする人もいるでしょう。
ただここで気になるのは、「設備メーカーに依頼すると高くつくのでは?」という点です。
今回は設備メーカーの特徴や施工費用について紹介します。

設備メーカーとはユニットバスやキッチン、トイレなどの水まわり設備を販売している会社のことを指し、中にはリフォームまで請け負っているところもあります。
設備機器に関する知識やノウハウが豊富で、水回りの交換のみなら安心して頼めるでしょう。
また会社によっては設備の交換と同時に、内装の張替えなどを行う場合があります。

仕組みとしてはハウスメーカーと似ており、全国の提携工務店が施工を行うのが特徴です。
ただしあくまで設備単位でのリフォームということになるという点においては、ハウスメーカーと一線を画しているでしょう。

設備メーカーにリフォームを依頼するメリットは、大手企業のブランド力やメーカー直販の設備を導入できる点です。
設備によってはメーカー側の指定業者があり、設備メーカーに依頼する以外の選択肢が無い場合もあります。

一方で複数の住宅設備を導入したいとなっても、メーカーが限定されてしまうなどのデメリットがあることも忘れてはいけません。
そのため導入したい設備の優先度を決めておく、同じメーカーで揃えるなどの工夫が必要です。

また設備メーカーによってリフォーム範囲が異なります。
「新しい設備を以前よりもコンパクトにして、壁や床の張替えが必要」「せっかくだから内装もきれいにしたい」などの要望がある場合は、事前に手掛けているリフォームの範囲を確認しておきましょう。

設備メーカーによるリフォームの費用は、「直販なら安いのでは」と思われがちですが、実はそうでもありません。
新しい設備はそれなりの値段がしますし、指定業者の施工費が高いこともあります。
そのため見積もりを出してもらったら、設備の型番や年式などを確認して、適正価格かを判断してください。

また設備メーカーを通すよりも、自身で用意した設備を取り付けてもらう方が安くあがる場合があります。
こちらに関しても、1度相談してみるのが良いでしょう。

設備メーカ-は、水回り設備の交換と共に住まいのリフォームも手掛ける会社です。
あくまでもメインは水回りの設備なので、外装や屋根などのリフォームは行っていない場合があります。
施工費用は基本的にハウスメーカーと大差はありませんが、自身で設備を用意するなどの工夫をすれば安くあがる可能性があるでしょう。

ハウスメーカーってどんな所?特徴とリフォーム価格の平均

リフォーム工事には数多くの事業者が参入しており、その1つにハウスメーカーがあります。
「大手企業の方が安心できる」と感じ、依頼する人も多いのではないでしょうか。
ただ住宅関連企業には、それぞれ特徴やメリット・デメリットが存在するのです。
今回はハウスメーカーの特徴や、リフォーム価格の平均などをお伝えします。

ハウスメーカーとは、全国に営業所展開をする大手住宅会社のことです。
住宅展示場にモデルハウスを設置していることがほとんどで、新築を扱う企業だと思われがちでしょう。
たしかにハウスメーカーでのリフォームは、少し前まではあまり見かけませんでした。
しかし新築の需要が減少しリフォーム市場が拡大され始めたため、最近ではリフォームに力を入れているところも増えています。

そんなハウスメーカーでリフォームを依頼するメリットは、何と言っても安心感があるという点です。
大手企業は経営も安定しており、しっかり組織化されています。
そのため会社が倒産してアフターメンテナンスが受けられないなどのトラブルが起こりにくいです。

また契約前から工事後までの流れが決まっており、よりスムーズで工事期間も短く終わらせられます。
下請け職人の数や豊富な実績、保証制度もしっかりしているため、安心して工事を任せられるでしょう。

一方でハウスメーカーでのリフォームは、工務店と比較して相対的に価格が高いです。
これにはブランド料や広告費なども経費に加算されているのが原因となっています。

また作業をするのは地場の職人で、工務店に依頼するのと変わりません。
ハウスメーカーだけの技術というものはないため、余計なコストを抑えたいという人には向いていないでしょう。

そんなハウスメーカーでのリフォームの価格相場は、トイレで30万円~50万円、浴室で150万円前後、内外全面リフォームだと1,300万円~1,500万円程度となっています。
やはり広告費などのかからない工務店と比較すると、やや高めの価格設定になっているようです。
その代わりハウスメーカーでリフォームをすれば平均10年間の保証が付くため、家を長持ちさせるという意味では妥当な価格ともいえるのではないでしょうか。

新築の需要が伸び悩んでいることから、最近ではリフォームを行うハウスメーカーも増えています。
価格はやや高めに設定さているものの、大手企業である安心感や万全のサポート体制などから依頼する人も多いです。
そのため少しくらい高くても、工事がスムーズに終わり長持ちする家にしたいという人に向いています。

工務店は安い?工務店の特徴とリフォームの値段の相場について

 

住まいの工事を依頼するというと、少し前までは工務店が1番身近な存在でした。
最近ではリフォーム業者も増えたことから、工務店に依頼する人はやや減少しているようですが、中には安いという理由から工務店にリフォームをお願いする人もいるようです。
実際に工務店は安いのか、特徴とリフォームの値段の相場を見ていきましょう。

工務店の特徴として勘違いされやすいのが、1つの工務店で全ての工事ができるという点です。
一般的に工務店は、大工さんが社長となり独立してできたお店のため、基本的には木材をメインとした加工や工事を行っています。
そのため上下水道や電気などの工事は、専門外となることがほとんどです。

しかしながら住まい全体のリフォーム工事を依頼すれば、全てキレイに仕上げてくれます。
これは大工の範囲外となる工事は、専門の工事業者に下請けを出しているからです。

これらを踏まえて工務店に依頼すべきリフォームは、木造一戸建てや内装、屋根や壁など建物に密着している部分となります。
ドアや押し入れなどの建具類も得意分野で、マンションの場合も内装に関することなら問題ありません。

もちろん全般的なリフォームでも下請けは普段から馴染みのある業者に出すため、現場での作業もスムーズです。
進捗状況が悪く工期が伸びたり、仕上がりが良くないなどのリスクは極めて少ないでしょう。

次に工務店で住まいのリフォームを頼んだ時の価格相場ですが、トイレは20万円~40万円程度、浴室なら100万円~130万円程度、内外全面リフォームだと1,000万円~1,200万円程度となっています。
「工務店でのリフォームは安い」と言われることがありますが、実際にはリフォーム専門会社などとあまり変わりません。

ただ住まいに対するこだわりが強かったり、個性を出したいなどの要望がある場合は、ある程度融通の利く工務店の方が価格が安くなる可能性が高いです。
また昔から馴染みのある工務店なら、相談してみることで価格を抑えるアドバイスをくれるでしょう。

さらに地元の工務店を選べば、リフォーム後に何らかのトラブルが発生してもすぐに駆け付けてくれます。
緊急時であれば、休日・夜間でも柔軟に対応してくれるのも良いところです。

工務店は、大工の範囲外となる工事を下請けの業者に依頼してリフォーム工事を行っています。
得意とするのは建物に密着している部分や、建具類に関する工事です。
値段の相場は他の業者と大差はありませんが、費用について柔軟に対応してくれるメリットがあります。

リフォーム業者からもらった見積もりが適正かを知る3つの方法(材料費を確認、工賃を確認、別途工事の有無)

住まいのリフォームを行う前には、リフォーム業者に見積もりを依頼する必要があります。
この時に重要となるのが、実際に出してもらった見積もりは適正なのかという点です。
リフォーム業者からもらった見積もりが適正かを知るには3つのポイントがあるため、1つずつ詳しく確認していきましょう。

リフォームの際、相見積もりを出した時に業者ごとに価格が大きく異なることがあります。
「1番安いところが良いのでは?」と感じる人もいるかもしれませんが、あまりにも価格が安い場合は手抜き工事や工事後のトラブルを招く可能性があるため、注意しなければなりません。

一方で1番高いところは「良い仕事をしてくれそう」と思われがちですが、ぼったくりの可能性もあります。
また複数の工務店や建築会社に相見積もりを依頼しても、表記されている項目が異なるため適正価格の判断が難しいです。

そもそも自身が建設業やリフォームのプロでない限り、適正価格が否かの判断は困難を極めます。
その中でも見比べる項目はいくつかあるため、これらから適正な価格かの判断を行うのがベストです。

見積もりが適正かを知るポイントとして、まずは材料費の確認が挙げられるでしょう。
材料費の項目には、工事で使用される材料の型番や個数、値段が記載されており、ネジなどの細かいものから洗面化粧台などの大きな設備まで含まれます。

ここで注目したいのは、大きな設備の部分です。
洗面化粧台やトイレなどの設備は、同じメーカーでもグレードや部材、付属品などが異なるだけで価格も変わってきます。
メーカー商品は自身でも価格を調べやすいため、希望以上の設備を使っていないかなども簡単に確認できるでしょう。

次にポイントとなるのが工賃です。
工賃とは1日の工事を通してかかる人件費、いわゆる人工のことを指します。
この工賃があまりに安い場合は知識や技術が未熟な職人を使っていることが多く、手抜き工事になる可能性があるでしょう。
ただこちらは工種ごとにある程度の人工相場があるので、適正価格の判断もしやすくなっています。

適正価格を知るポイントの最後は、別途工事の有無です。
別途工事費用が含まれていない場合、追加料金を請求され「思ったよりも高かった」いうケースがあります。
もちろんリフォーム内容によっては不要な場合がありますが、記載されていない時には別途工事の有無を確認しておきましょう。

これら3つのポイントを押さえておけば、リフォームに詳しくない人でも適正価格の判断ができます。

リフォーム業者からもらった見積もりが適正かを知るには、材料費や工賃、別途工事の有無を確認しましょう。
材料費や工賃は相場の確認が比較的簡単なので、判断も容易いです。
またリフォーム作業に取り掛かっている途中で、「追加工事が必要になった」と言われて予定よりも高い金額を請求されないよう、必ず別途工事の有無は確認しておいてください。

意外と修繕個所が多い外周りのリフォームはいくらかかるの?(外壁・屋根・玄関など)

長年住んでいる家の外周りは意外と修繕が必要になっていることが多いものです。
外周りを修繕するだけで、家全体の印象は随分と変わってきます。
家のイメージを明るくするためにも、外周りの修繕は必要となってきますね。
そこで、外壁や屋根、玄関などの修繕にいくらくらいかかるのかをみてみましょう。

まず、外壁ですが外壁のリフォームは見た目を美しくするだけではありません。
外壁のリフォームというのは、現在使用されている外壁の上から塗装する方法と、外壁そのものの素材を変え張り替える方法があります。
その際に外壁に使われる素材によって、家全体の劣化を防ぐことができるのです。

例えば、雪の多い地方でのリフォームですと、より防水性のある素材を含んだ建築材料を使ったり、特定の素材を使うことで大雪対策ができるということです。
他にも専用の素材を使うことによって、防音対策もできるようになります。

外壁のリフォームにかかる費用も一概には言えませんが、全体的な相場は90万円から120万円くらいと言われています。
また、外壁をリフォームする際には、同時に屋根の葺き替えをすることによって、全体的にバランスの良い外見にすることができます。

次に屋根のリフォームですが、屋根のリフォームにもいくつか方法があります。
屋根を洗って、その上から塗装するだけのリフォーム、または葺き替えをするケースなどです。
どのような方法で屋根のリフォームをするかで、かかる費用は変わってきます。

最も簡単な塗装だけの場合は、25万から40万円が相場とされています。
このケースでは、塗装に使う塗料の種類によって費用が違ってきます。

カバー工法と呼ばれるリフォームは、現在ある屋根の上に新しい屋根を重ねることによって、屋根を保護する方法です。
この場合は今ある屋根を解体することなく新しい屋根をつけることができるので、費用が大幅に節約でき相場も50万から120万円となっています。

最後に屋根全体を葺き替えるリフォームですが、このケースでは屋根だけでなくその下に敷いている防水シートなども交換することになるので費用はかかりますが、災害などには強い屋根を作ることができます。
相場は70万円から140万円となっています。
台風や大雨対策にはもってこいのリフォーム方法と言えるでしょう。

最後に玄関のリフォームをみてみましょう。
玄関のリフォームの場合、玄関ドアを変えるだけのリフォームから土間や収納も含めてのリフォームなど幅が広いのが特徴です。
費用も10万円から100万円と幅広い相場となっています。

玄関ドアはガラスが入ったものなどたくさんの種類がありますので、予算内で満足のいくドアを選ぶことができます。
また、玄関ドアと収納がセットになっている場合もあり、多くの選択肢があると言えるでしょう。

玄関は家の顔でもあります。
玄関ドアをリフォームするだけでも、家全体の印象は変わります。

外周りのリフォームについてみてみました。
ちょっとしたリフォームでもガラリと家の印象を変えることができるのが、外周りのリフォームの大きなメリットといえるでしょう。
機能的にもあらゆる工夫がなされていますので、家全体のイメージを変えることも含めてぜひリフォームにチャレンジしてみてください。